雪の京都丹後鉄道から無事帰還した。
きょうは前回と比べると雪の降り方が穏やかで、列車運行見合わせの心配もせずに済んだ。
で、「今回は明確な狙いがある」なんてもったいつけた言い方をしたのは、雪煙を上げながら走る列車を撮りたかったというだけのことだ。
京都丹後鉄道の辛皮駅はホームの両端に階段があり、列車のすぐそばで下から見上げるようにして撮ることができる。
前回、列車を普通に撮ろうとして、何度も雪煙を浴びた。
それならばと、きょうは一直線に辛皮駅へ行き、雪煙を上げる列車を狙った。
ところが…。
雪煙を上げるのは意外に難しいことがわかった。
雪煙は雪が乾いていないと上がらない。
きょうは前回ほど寒くなく、雪が湿っていた。
何度やっても思ったような写真にはならず、結局、きょうはずっと辛皮駅周辺で過ごすことになった。
前回は辛皮駅で3時間余り待ちぼうけを食らい、今回は駅周辺に半日いた。
この駅の主(ぬし)になった気分だ。
きょうは列車の運行見合わせの恐れがほとんどなかったので、雪煙の合間に駅を離れて、雪の中を走る列車を追いかけた。