やっぱり梅雨の空には勝てないか…

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通天閣の背後を黒い雲が覆った

きのうの夜、正確にはきょう未明、大阪市内は激しい雷雨に見舞われた。

「梅雨が再び本気を出し始めたな」と思いながら寝た。

 

きょうもどんよりとした曇り空になり、天気予報も芳しくなかった。

「こんな日はおとなしく家で酒でも飲むか」と思いながら西成まで帰り、空を見上げると飛行機雲が幾筋もかかり、それが薄いベールのようになっていた。

急にやる気が出て、「高い位置にある雲だから、通天閣のそばまで行って、見上げるようにして狙おう」と、新世界へ足を向けた。

 

しかし、日の入りのころまではいい感じで染まろうとしていた空が、黒い雲で覆われた。

「一番いい時間帯なのに…。やっぱり梅雨の空には勝てないか」と思った。

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日の入りの時刻(きょうは午後7時12分)の18分前にスタンバイした。通天閣の上に薄い雲があって、期待を抱かせたが…

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午後7時ちょうどにライトアップが始まった。通天閣の上の雲は薄くなり、ほのかに赤く染まった

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黒い雲が北から通天閣に迫ってきて、夕焼けは文字通り雲散霧消してしまった

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やがて黒い雲は薄くなったが、そのころ空はすでに夜の部に入っていた