嘆きの壁の番人もひと休み

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嘆きの壁」の下でにらみを利かせていた猫

きのうの朝、家の周りを少し歩いて猫を探した。

飛田新地の「嘆きの壁」から続く崖の下に顔なじみの猫がいた。

私が「番人」と呼んでいる猫だ。

番人は職務に忠実で、私をにらみつけ、「ここから先は通さん」と言っているかのようだった。

しかし、しばらくすると眠気に勝てなくなり、目を閉じてひと休みをした。

番人にしてみれば、「きょうは日曜日だ。そっちが休みなら、こっちも休みだ。『働き方改革』は猫にだって必要だろう」と言いたかったのかもしれない。

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うとうとし始めた番人