「宮本むなし」でジャンボトンカツ

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きょう「宮本むなし」で食べたジャンボトンカツ

きょう、仕事が終わってから西成まで戻り、「さて晩めしはどうしようか」と考えた。

いつものスーパー玉出は安上がりだが、少々味気ない。

営業している店も少なく、「成り行き任せだな」と思いながら、普段とは違う出口から地上に出た。

すぐ近くに「宮本むなし」という定食屋があった。

 

剣豪・宮本武蔵を小馬鹿にしたような店名に、「なめたことをしやがる」と小さな怒りを覚え、別の場所で何度も見ながら入ったことがなかった。

なにせ宮本武蔵は美作(今の岡山県の北東部)の出身とされ、わがふるさとの誇りなのだ。

 

しかし、きょうはとにかく腹が減っていた。

ほかの店を探す気力はなく、怒りを抑えて店に入った。

食べたのはショーウインドーで抜群の存在感を放っていた「ジャンボトンカツ」だった。

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西成の「宮本むなし」。この名は、創業者の子どもが宮本武蔵をうまく言えず、宮本むなしと言っていたことに由来するらしい。私は「宮本虚し」だと思い、ふざけんじゃないよと怒っていた。この店は交番に隣接している。相当な違和感があるが…

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当然、店内は閑散としていた

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私は2人用のテーブルに座り、前を見るとこうなっていた。新型コロナウイルス感染への対策はかなり綿密だ

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これが「ジャンボトンカツ定食」(税込み690円)。大きなトンカツを持て余すのではと思ったが、ぺろりと平らげることができた