堂々と不気味に

きのう西成の食堂に行ったあと、松乃木大明神に寄った。

日はとっぷりと暮れ、雨がしとしと降っていた。

 

大柄な白黒の猫がいた。

祠に上がって、「寒くなってきたな。雨もやまないようだし、きょうはここで寝るか」といった様子でたたずんでいた。

私が近づいても動じることはなかった。

祠の光に照らされたその姿は堂々としたもので、ちょっとした不気味さも漂わせていた。

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夜の松乃木大明神にいた猫