このところ仕事が忙しく、きょうは30分少々残業をした。
そうなると、西成の中村食堂へ行くのは難しくなる。
それでも、金曜日に西成へ行かないと、週末が来たという感じがしない。
で、南北に延びる商店街を脇にそれて、枝分かれしたような人通りの少ない商店街を歩きながら、めしが食えて軽く飲める店を探した。
そこで「手打ちうどん 五右衛門」という食堂を見つけた。
店に入ったのが午後7時すぎ、客は私一人なのに店の人(3人)は忙しそうに立ち働いていた。
若い店員(二代目の店主らしい)が、しきりに出前に行っていた。
そこでピンときた。
出前は飛田新地の「料亭」からの注文だろう。
客というより、店で働いている女の子や俗にいう「やりてばばあ」が、この店の得意先になっていると思われる。
これは私のただの推測にすぎないが、的外れということはないだろう。
仮にその通りだとしても、別に悪いことをしているわけじゃない。
色街御用達の店で飲み食いできてよかったと思ったくらいだ。