更科で一杯と思っていたが…

きょうは仕事帰りに通天閣のすぐそばにある「総本家更科」へ行った。

このところ節約に努めて懐に多少のゆとりがあり、そばの老舗で通ぶって日本酒をキューっとやりたいと思った

ところが…。

 

店の前に立ってメニューを見ると、「3月21日までアルコール類の販売は休止」と書いてあった。

「別の店に行こうか」とも考えたが、「このご時世、酒は家で飲むべきだよな。ここでは純粋にそばを楽しもう」と思い、のれんをくぐった。

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「総本家更科」。老舗らしい重厚な店構えだ

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更科の店内。達筆な文字で書かれ、値段の表記のない品書きが品格を感じさせる

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注文したのは「にしんそば」(税込み900円)だった。値段は安くないが、老舗なのでこれくらいは仕方ない。にしんの真ん中にそばが少し載っているところに老舗のこだわりが見える

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身欠きにしんの甘露煮。前回この店に来たとき、後から来た2人の客が連続で「にしんそば」を頼んでいたので、名物かなと思った。熱かんがあれば、にしんをつまみにうまい酒を飲めたのにと思った

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更科へ行く前に通天閣を見上げた。明るさが残る空を背景にして、赤くライトアップされていた。終わりの見えないコロナ禍で、見慣れた色になってしまった