中村食堂で「月光族」復活を期するも…

きょうは給料日だった。

あすが土曜日なので、1日早まった。

待望の給料が支給され、この1カ月の耐乏生活からようやく解放された。

 

で、先月の給料の残りが約3000円、それを握って中村食堂へ行き、「月光族」復活を期した。

若かりしころ、私は月の給料のほぼすべてを使っていた。

そして、中国に行ってから「月光族」という言葉があるのを知った。

月光仮面」のようで言葉の響きはかっこいいが、給料を毎月使い果たす人たちのことをいう。

中国語の「光」は「ひかり」という意味だけでなく、「し尽くす」という意味でも使われる。

月光族は貧しくて生活に余裕のない人のことではなく、経済発展によって豊かになった若者がありったけの金を使って遊びほうけることをいう。

最近では、電子マネーの発達により、まだ手にしていない給料まで先取りして使うことも少なくないという。

 

私は昔、日本の月光族だったわけだ。

たまにはぜいたくをし、わずか3000円といえども残金を使い果たして、月光族になろうと思っていたのだが…。

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きょうの中村食堂。曇り空だったので、周囲がそれほど明るくない

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きょうのぜいたくはこれ、「うなぎ丼」(税込み650円)だ。この店では「ビフテキ」に次いで2番目に値段が高いメニューだ。お吸い物はセットではなく、別に注文した。税込み100円

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うなぎはその場でさばいて焼くことはできないが、ふっくらとしていてうまかった

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酒は見慣れない缶チューハイ(税込み250円)。普段は1本にするべきだと思いながら2本目を頼むが、きょうは大手を振ってお代わりできた

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つまみは「たくあん」をサービスしてもらった。「どこがぜいたくなんじゃい」と自分で自分にツッコミを入れたくなった。結局、支払いは普段とそれほど違わない1250円。私の貧乏生活も板についてきたようだ