忍者のにらみ合い第二幕

きのう天神橋筋商店街へ行く前に、大阪天満宮に寄った。

降り続く雨の中で、黒猫がどうしているか気になった。

「雨をよけるために、祠の周りにいるんじゃないかな」と思って行ってみたが、その通りだった。

 

祠の床下でじっとしていた黒猫を見つけた。

幼さが残る猫で、いつもの黒猫ではないと思われた。

暗くなった境内で黒猫に向き合うと、どうしても忍者同士のにらみ合いといった雰囲気になる。

少し前にいつもの猫とにらみ合ったが、きのうは役者が交代し第二幕となった。

 

床下は暗く、撮るのに非常に苦労する。

猫はじっとしているのだが、なかなかうまくいかない。

そのうちに猫がしびれをきらしたように、どこかへ行ってしまった。

猫にしてみれば、「これだけの時間じっとしてやったんだから、ちゃんと撮れよな」と言いたいところだっただろう。

猫は悠然としていて、私はあたふた、右往左往する。

第二幕は格の違いを見せつけられたようなにらみ合いだった。

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きのうの大阪天満宮の黒猫。いつもの黒猫より明らかに幼い。たぶん親子だろう