ぶらっと天神橋筋その10 日本の餃子の店で国際交流

恒例の天神橋筋商店街詣で、3週間ぶりにいつもの月曜日に出かけた。

きょうも、中国の春節にちなんでギョーザを食べたいと思った。

といっても前回のような本格的な中国料理は気が重たかったので、日本的な「餃子」の店を探した。

 

地下鉄の南森町駅で降りて、商店街をひたすら北に向かって歩いた。

しかし、これぞという店はなかなか見つからなかった。

結局、JRの天満駅に近い「餃子専門店チャオチャオ」に入った。

商店街の本筋ではなく、少しそれた場所にある店だ。

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餃子専門店チャオチャオ。「チャオチャオ」というのは「餃」の中国語の発音である「チャオ」から来ているらしい。店構えを見て、日本的な餃子が食べられることを確信した

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店の前で入ろうか入るまいかとしばらくためらった。というのは「準備中」の看板が掛かっていたからだ。店の人に聞いたところ、当然営業中で、看板は風によって裏返ってしまったようだ

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店内は狭くて雑多な雰囲気だった。しかし、これはこれで日本的な餃子の店らしくていいなと思った

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いきなり「飲み物は何になさいますか」と聞かれ、メニューの一番上にあった「ニッカハイボール」(税抜き350円)を注文した

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つまみも「スピードメニューはいかがですか」と言われ、おすすめの「自家製きゅうりのピリ辛漬け」(税抜き290円)を頼んだ。それほど辛くはなかったが、ハイボールとの相性はよかった

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これが看板メニューの「チャオチャオ餃子」(税抜き600円)だ。これは1人前で18個、ハーフもある。1つ1つが小さいので、18個くらいは苦もなく食べられる

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日本の餃子なんだからと、中国ではお目にかかったことのないゴマだれで食べた。たまにはこんな食べ方も悪くない

日本的な雰囲気の中で日本的な餃子を食べようと思って入ったこの店で、思わぬ国際交流ができた。

まず、2人の店員がともに若いインドネシア人女性だった。

日本語が流ちょうなので、インドネシアの年越しについてほんの少しだけ話が聞けた。

そして、欧米系のお客さんが大勢来た。

私の隣のテーブルはフランス人男性の4人組で、なにやら楽しそうにやっていた。

私は英語は片言、フランス語は「ボンジュール、メルシー」くらいしか知らないので、雰囲気だけしかわからなかったが…。

女性店員が流ちょうな英語で応対していたのに感心した。

きょうは餃子の味というより、国際都市・大阪を再認識することができたことに満足した。