ぶらっと中央線沿線その7 森ノ宮駅前で「かき揚げそば」

きょうは仕事帰りに地下鉄中央線の森ノ宮駅で途中下車して、駅前で「かき揚げそば」を食べた。

先週の月曜日も同じようなコースをたどり、水餃子を食べ損ねて「餃子の王将」へ行った。

そのとき、すぐ近くにオープンしたばかりのそばの店があるのを知った。

店の看板には「かき揚げ」と書かれていた。

それを見て「次はこの店で、かき揚げそばだな」と思った。

実は前回行けなかった店がきょうは営業していたのだが、「きょうはそば」と決めていたので、迷わずそばの店に入った。

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店の名は「玄そば」。本店と書かれているので、チェーン店ではなさそうだ

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店内は狭く、カウンター席しかない。「立ち食いそば」とそう変わらない店構えだ

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酒は申し訳程度の扱いで、「アサヒスーパードライ」(税込み300円)しかなかった

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店の人に「おすすめは何ですか」と聞いてから注文したのがこれ。「春菊天そば」(税込み490円)だ。つゆのだしがしっかり効いていて、相当な味だった。春菊の天ぷらは香ばしく食べごたえがあった。490円はちょっと高いなと思ったが、納得した

きょう店で働いていたのは、アルバイトとおぼしき若者だった。

店のことを少し尋ねたかったが、見送った。

この店のそばのだしは真っ黒で明らかに関東風だ。

そんなそばを標榜して、コロナ禍のこの時期に大阪で商売は成り立つのか。

一度聞いてみたいものだ。

 

矢田村で猫と遊ぶ

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矢田村の猫

きのう大和川へ青のシンフォニーを撮りに行ったとき、近鉄南大阪線の矢田駅から歩いて往復した。

その行き帰りに数多くの猫を見かけた。

しかし、ほとんどの猫は警戒心が強く、なかなか近づけなかった。

 

その中で、「矢田村(やたむら)」と入り口に書かれている石碑のそばにいた白黒の猫だけが、私と遊んでくれた。

矢田村は1955年に大阪市編入されてその名はなくなったが、「さすがに昔の村だけあってのどかなもんだ」と思った。

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石碑は第二次世界大戦で戦死した人の忠義をたたえるものだった。石碑のすぐそばに白黒の猫がいる

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私がじっとしていると、猫は安心したようで居眠りを始めた

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居眠りにも飽きたのか、やがて木の下に移動し、根をガリガリやりながら遊んでいた

 

大和川を渡る「青のシンフォニー」

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大和川の鉄橋を渡る青のシンフォニー

先週の日曜日に近鉄阿部野橋駅へ行って、特急列車「青のシンフォニー」を狙った。

そのとき撮影できたのは止まった姿が中心だった。

しかし、列車は「走ってなんぼ」だ。

走る姿を撮ろうと思ったとき、真っ先に浮かんだのが大和川の鉄橋だった。

きょうは天気にも恵まれたので、勇んで出かけた。

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青のシンフォニーは1日2往復の運行なので、撮れる列車は限られる。きょうは1本だけしか撮影できなかった。これも近鉄の特急列車用の車両だが、乗客もいないことから回送列車だと思われる

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鉄橋の南側の踏切脇で電車を待った。こちらのほうが迫力はあるが、川との絡みは弱くなる

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下流に架かる橋の上から撮影。背後に生駒山から続く山並みが見える。夕方の列車ならいい感じに撮れそうなので、時期を考えてもう一度行きたい

 

2匹並んで行儀よく

きのうの朝、ふと「通天閣の下にいる猫に遊んでもらおう」と思い、早めに部屋を出た。

天気がよく暖かな朝で、数匹の猫の姿があった。

それぞれの猫は気ままに動いているようでいて、猫同士がそれなりのつながりを持っていた。

中でも2匹の猫は仲がいいようで、並んで行儀よく座っている姿も見られた。

陽気の暖かさだけでなく、猫の振る舞いからも温かさが感じられた。

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並んで行儀よく座った2匹の猫

 

中村食堂で春節の縁起物を食べる

きょうの仕事帰りに中村食堂に寄った。

きょうは旧暦の正月2日、中国では春節気分最高潮といったところだろう。

ということで、中村食堂で中国の春節の縁起物となっている料理を食べようと思っていた。

 

あてにしていたのは魚。

中国語では「余」と「魚」の発音が同じなので、毎年金が残るようにという「年年有余」を「年年有魚」に置き換えて、魚料理が縁起物となっている。

 

しかし、中村食堂には魚料理がほとんどない。

いざとなったら、あれを食べるしかないと思っていた。

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きょうの中村食堂。午後6時に近かったので、冬とさほど違わない雰囲気だった

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「あれ」というのはこれ。「ちりめんじゃこ」(税込み150円)だ。きょうだけのメニューとして「塩鮭」があったのだが、タッチの差で常連の女性に先着されてしまった

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酒は何でもいいと思って、「缶チューハイ」(税込み250円)にした。アルコール度数が9度で急速に酔っ払った

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そそくさと締めにしようと、焼きそば(税込み300円)の上に「目玉焼き」(税込み150円)を載せた。中国でも麺料理は「長い=長寿」に通じるとされ縁起物になっている。というより、日本の年越しそばはここから来ているのだろう。麺に卵を2つ加えると「100」につながるとされ、「長寿麺」として誕生日などで食べられている。さすがに私は100歳まで生きられるとは思っていないが…

 

光る電車

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大和川の鉄橋を渡る南海本線の電車

おととい、朝の大和川でチン電を撮ったあと、ふと下流を見ると南海本線の電車が鉄橋に差し掛かっていた。

朝日が差し込む角度の加減で、車体がまぶしいくらいに輝いていた。

「ほほ~、光る電車か。これを撮らない手はないな」と砂の川原に立った。

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南海電鉄の看板列車「特急ラピート」がやって来た。川原でよどんだ水面が下にあり、鉄橋と列車が影を落としていた。暗めの色にペイントされているので、輝きは弱い

 

「春節」はやっぱり餃子でしょう

けさのラジオのニュースで、きょうが「旧暦の元日」であることを知った。

この日は中国では「春節」と呼ばれ、一年で最も重要な祝日になっている。

今年は新暦の2月12日が春節であることを1カ月ほど前に調べたが、すっかり忘れていた。

 

早速、中国の友人数人に年賀メールを打った。

そして、仕事帰りに地下鉄堺筋線日本橋駅で途中下車し、中国の物産を売っている店に寄って、冷凍の「餃子」を買おうと思っていた。

中国で春節につきものの料理といえば餃子だ。

ところが…。

 

店の前まで行って「しまった。部屋の冷蔵庫には冷凍室がないんだ」と気付いた。

仕方なく、通りを歩いていたところ、「水餃子」の看板が掛かっている店を見つけた。

春節はやっぱり餃子でしょう」と思いながら店に入った。

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店の名は「福来亭」。中国らしさを前面に出していないのがいい

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店内はがらがら。コロナ禍の影響は深刻なようだ

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酒は中国の北部を中心に飲まれている「白酒」を飲みたかったが、置いていなかった。「中国の酒なら何でもいいか」と「紹興酒」(税込み380円)を頼んだ

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酒のメーカーは「古越龍山」、中国で最大の紹興酒メーカーだろう。きょう飲んだ紹興酒はかなりうまいと思った

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きょうの主役の「水餃子」(1人前6個で税込み300円)。料理は餃子だけと決めていたので、2人前注文した。味はまずまずながら、日本人の好みを考えてニンニク抜きというのが残念だった

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餃子のたれは中国の酢にした。店の人に言って出してもらった。中国での経験から、これが一番うまいと思っている