きのうの朝、ちょっとした用で外に出たついでに、飛田新地へ行った。
雲ひとつない青空が広がり、朝日が差す遊郭を撮りたいなと思った。
しかし、通りに光が差すには少し早過ぎたようで、それに代わる何かがあればと思いながら、ぶらぶらと歩いた。
このエリアの南東の端に差し掛かったとき、朝日に照らされている建物が目に入った。
「百番」だった。
百番は大正末期から昭和初期にかけて建てられということで、遊郭の雰囲気を色濃く残している。
正式な名は「鯛よし百番」で、国の登録有形文化に選定され、現在は和食の料理店となっている。
柔らかい光が差す朝の百番は趣があり、私の寝ぼけた頭を覚ましてくれた。