中国写真館その16 夕暮れの淀山湖

上海の西部にある淀山湖は雄大で、「やっぱり中国は大きいなあ」と思わせる。

ただ、写真を撮ろうとすると、大きすぎてなかなかさまにならない。

で、主に狙ったのは夕暮れだった。

 

私が上海に住んでいた当時、この湖へ行くのはけっこう大変だった。

地下鉄とバスを乗り継いで片道3時間近くかけて行っていた。

そして、大きな湖でありながら、交通の便が悪く、近づける場所も限られていた。

最も簡単に行けるのは南岸で、湖岸を走る幹線道路のバス停から歩いて1分で湖に着く。

ということで、南の岸に立って夕暮れの湖を何度も狙った。

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淀山湖に最初に行った日にこの写真が撮れた。日が沈んでしばらくして、「きょうは終わりだな」と機材を片付けていたところ、漁師が小舟をこいでやって来た(2013413日撮影)
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この日は日がまだ高いうちから湖が赤く染まった
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淀山湖に通うきっかけになった写真。この日、なぜか「風景写真が撮りたいな」と思い、湖へ向かった。その後何度も通ったが、空がこんなに広く染まることはなかった(2014921日撮影)
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10分ほど経過すると、空の一部が強烈な赤に染まった
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湖の向こうに沈むこの日の太陽。かなり風が強く、湖面が波打っていた。