

きのうの朝、勤務先のマンションの周辺を巡回していたとき、「なんじゃこりゃ」と思うものが目に飛び込んできた。
それは石の車止めだった。
その車止めは歩道からもぎ取られたような格好で傾いていた。
すぐに車止めのそばに行って状況を確認した。
人が通りかかったときに倒れると大ごとになるが、根元のコンクリートが大きく、その恐れはなさそうだった。
それにしても前日までは問題なかったはずで、車が衝突した形跡もなく、どうしてこうなったのか見当がつかなかった。
仮に人が道具なしでやったのなら、その人は重量挙げの五輪金メダリストをはるかに上回る怪力の持ち主だといっていい。
原因はさておき、どう対処したものかと思案した。
現状ではそれほどの危険はないものの、下の土がえぐれると倒れる可能性が高まる。
小さな子どもが下敷きになる恐れを否定することはできない。
見て見ぬふりはできないと思った。
ということで、スマホで東大阪市役所の電話番号を調べ、電話をかけて担当の部署につないでもらい、事情を説明した。
「すぐに対処します」ということだったので、現場を離れた。
午後、現場へ行ってみると、車止めが撤去され、工事用のコーンが2つ置かれていた。
これでひと安心と胸をなでおろした。
昔、日本船舶振興会のCMで、会長の笹川良一氏が子どもたちとともに「一日一善! 一日一回良いことを」と言っていたが、きのうは「めったにない一日一善だな」と思った。
