けさは普段より1時間ほど早く家を出て、大阪城公園に向かった。
空一面を雲が覆っていて、日差しは期待できなかった。
それでも大阪城の桜を撮らないと、桜の季節を締めくくれないと思った。
天守閣を見上げるいつもの場所へ行った。
そこからだと桜の上にそそり立つ天守閣といった光景になる。
空を見上げると雲の薄い部分が所々にあって、しばらく待てば朝日が差しそうだった。
出勤の時間が迫っていて、日が差すことを祈りながら待った。
そのかいあって、わずかな時間だけ朝日の淡い光が天守閣と桜を照らした。
それまで粘っため、地下鉄の駅まで小走りで行かなくてはならなくなったが…。