2022-03-25 標本木を訪ねたが… 大阪城の大手門の近くに咲いていた桜の花 おととい、大阪の桜の開花が発表された。 桜(ソメイヨシノ)の開花状況の発表に当たっては、指標となる木を気象台の担当者が見て、花が数輪咲いていると開花となる。 その木を「標本木」といい、大阪では大阪城の西の丸庭園内にある。 きのうの夜、標本木がある場所を調べ、「桜の開花が発表されたんだから、花がちらほらと咲いている標本木を訪ねようじゃないか」と思った。 天気予報を見ると、あすはほぼ確実に雨が降ると見られ、行くならきょうしかないと普段より1時間以上早く家を出た。 しかし、その結末はなんとも…。 スタート地点は地下鉄東西線の谷町四丁目駅。毎日の通勤路で数百回通過しているが、降りるのは初めてだ。改札を出たのは朝の7時の少し前、周辺がオフィス街なので、人影はほとんどない 地上に出ると、「難波宮跡」と書かれた木が目に入った。背後には立派なビルが立っている。大阪歴史博物館(右)とNHK大阪放送局(左)だ 大阪城に向かって進むと外堀が見えてくる。うっすらと朝もやに煙っていた 城の入り口は「大手門」。豊臣秀吉になった気分で意気揚々と門をくぐったが… 西の丸庭園の入り口で立ちつくしてしまった。門が固く閉ざされていたのだ。開門時間は午前9時から午後5時までとのこと。ネットで調べれば簡単にわかることだが、大阪城公園の屋外は24時間開放だと思い込んでいた。「ここまで来て、そりゃないよ」と思った この看板に「休みの日にまた来いよ」と言われているような気がした 仕方なく大手門の近くの桜を撮影した。満開のころ出直したい