使える絵の具は青だけ

けさのあべのハルカス方面

きのうの夜、天気予報を見たら、きょうは曇りのマークがひたすら並んでいた。

「朝は望みなしか。ゆっくり寝られるな」と思った。

ところが…。

 

けさ早く目が覚めて、空を見上げると、雲は多いながらも薄めで、切れ間もあるように見えた。

いつのもの高速道路の高架下へ行った。

しかし、雲は思いのほか厚く、赤く染まる気配はまったくなかった。

建物の上に広がっていたのは、青い雲だけだった。

使える絵の具は青だけ、そんな状況で描いた絵のようだった。

スタンバイしたのは日の出の時刻(きょうは午前5時41分)の25分ほど前だった。引き揚げる決断をするならこのときしかなかったが、何か起きるかもと思っていた

青い雲の所々に薄い部分はあったが…

染まる気配はみじんもなく

そのうちに建物が明るくなり、朝日のない朝がやって来た