けさ早く目が覚めて外を見た。
きのうの朝より雲が薄い、というかほとんど雲がないように見えた。
きのうは曇り空を覚悟で出かけ、結果的にまずまずの成果が挙がったものの、雲に苦労させられた。
「きょうはきれいな朝焼けが見られそうだな。きのうのリベンジだ」と、すぐに準備をして部屋を出た。
ところが…。
あべのハルカスを見上げるいつものポイントに着いて空を見上げると、どんよりとした雲が空全体に広がっていた。
さっき部屋から見た空は何を勘違いしたんだというくらいの雲だった。
待てど暮らせど、雲はいっこうに染まる気配がなく、日の出の時刻まで粘ったものの、何の成果もないまま引き揚げるほかなかった。
リベンジどころか、雲にこてんぱんにやられた朝だった。