名残の桜を猫とともに

きのうの午後、天王寺公園にいた猫。手前の桜は花が終わりかけている

きのうは朝だけいい天気で、昼前から曇りがちになった。

時々、空を見上げ、「きょうは、明るいうちから酒でも飲むか」という誘惑に駆られながらも、せっかくの休みだからと、夕方近くになって天王寺公園へ行った。

狙いは桜に飛来する鳥だった。

しかし、ソメイヨシノは交配で繁殖する木ではないからか、鳥はまったくといっていいほど来なかった。

「そんなこともあるよな。何も撮れなくても、いい運動にはなった」と思いながら、公園と外部を隔てるフェンスを見上げると、一匹の猫がいた。

その猫は桜に埋もれているように見え、葉が出始めた名残の桜を猫とともにめでることにした。

猫は私をしばらく警戒していたが、面倒になったのかうとうとし始めた

天王寺公園の池のほとりに咲く桜。まだ見頃といっていい。猫はこの桜の背後に立つ小さな木の近くにいた

夕日が桜の花を照らし、鮮やかさが増した