きのうの夜、スーパー玉出に寄ったあと、いつものように松乃木大明神へ行った。
神社に続く路地ににいやんがいて、足早に境内へ向かっていた。
「どうしたんだ」と思いながらあとを追いかけ、境内に入ると、背後から「ギャー」という猫の鳴き声が聞こえた。
急いで行ってみると、キジトラの大柄な猫が逃げ去るところで、路地の脇に立つ家の軒の上にやんちゃんがいた。
キジトラの猫は最近、この一帯に出没していて、もともとの住民(住猫?)である猫の親子とたびたびいさかいを起こしていた。
キジトラの猫がいなくなったあと、境内に戻ると、にんやんが賽銭箱に上がり、入り口の方に目を光らせていた。
平穏な暮らしを力ずくで乱し、わがものにしようとする。
どこかで聞いたような話だ。
「猫の世も平和とばかりはいえないんだな。猫も争い事は好まないはずだけど」と思いながら、緊張した表情の2匹の猫にカメラを向けた。