きのうの夜、西成まで戻り、家に帰る前に上町断層の階段へ行った。
階段の最上部にだんちゃんがいた。
だんちゃんは私を見て、階段を駆け下りてきた。
餌をくれる誰かと勘違いしたことがわかったのか、だんちゃんは少しがっかりしたように見えたが、それでも元気に階段の周辺を動き回っていた。
やがて、だんちゃんは断層に立つアパートに向かっていった。
何をするのかなと見ていると、アパートのそばに置かれた大きなビニール袋の中に入っていった。
袋の口を開いて中を見ると、だんちゃんがくつろいでいた。
袋の中は風が当たらず暖かいのだろう。
思わぬ場所にいるだんちゃんを見て、「猫の袋詰めの完成だな、値段はいくらだ」と思った。