夜明け前の神様、仏様

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南海電鉄住ノ江駅の近くにあった「鳥居」

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商店街にあった「お地蔵さん」

先日、大和川へチン電を撮りに行ったとき、夜明け前の神様と仏様を見た。

といっても、それほどのことではないが。

 

冬場の朝は大和川の北岸で撮影するため、南海電鉄住ノ江駅で電車を降りる。

駅から外に出ると、あたりは真っ暗だった。

出口のすぐそばに小さな「鳥居」があった。

神社があるわけではなく、鳥居は立ちション防止のおまじないだ。

小さいとはいっても、地面から立ち上がっている立派なもので、この前で立ちションなどしようものなら、神様の怒りを買いそうだった。

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住ノ江駅前の鳥居。狭いながらもきちんとした敷地を与えられている

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鳥居のそばには、こんな張り紙も。鳥居を設置した人は、通行人や近所の人の振る舞いに腹を立てているようだ

そして、少し離れた商店街を歩いたところ、暗い通りに妙に明るい一角があった。

近づいてみると、それは「お地蔵さん」だった。

夜通し明かりが灯され、地域の守る仏様としてあがめられているのだろう。

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お地蔵さんの祠。新しく立派なものだ

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大きなちょうちんが下がっていて、威厳を感じさせる

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地蔵尊」の文字が右から左へ書かれている。古い祠を建て替えたときに、以前のものと同じ書き方にしたのだろう