中村食堂で手綱を緩める

きょうの中村食堂。店の前の道に、大きな水たまりができていた

きょうは仕事帰りに、いつもの中村食堂に寄った。

諸般の事情により、普段は「飲み過ぎてはいけない」「安く上げないといけない」と、自分の手綱を締めている。

きょうはそれを多少なりとも緩めた。

仕事に緊急事態宣言の発出が加わり、このところストレスがたまっている。

そのストレスを発散させようと、「中村食堂で手綱を緩めずして、どこで緩める」と勝手な理由をつけた。

「さあ、きょうはしっかり飲んで食べるぞ」と思いながら、のれんをくぐった。

酒の流れをあらかじめ考えていたが、冷蔵庫を開けてすぐに出ばなをくじかれた。発泡酒がなく、仕方なく「缶ビール」（税込み300円）を取り出した。おばさんに聞くと、「発泡酒は単純に買い忘れね」と言われ、「大した話じゃないんだけどね」と返すしかなかった

つまみは「天然ハマチの塩焼き」（税込み200円）。初めて見るメニューだった。身が締まっていて、塩味がほどよく酒が進んだ

続いて「焼酎ワンカップ」（税込み250円）を飲んだ。私の定番だ

つまみをもう一品。「南瓜煮」（税込み200円）は子どものころを思い出す味だった

酒のラストは「角ハイボール」（350円）にした。きょうは3種類の酒を1本ずつ飲むと決めていた。アルコール度数は7パーセントで、9パーセントは見送った。意識しなくても「酒は控えめに」と体が反応する

締めは「きざみうどん」（税込み250円）を注文した。小さく切った油揚げが入っている。これも自然に「安いものでいこう」と体が反応する。支払いは税込みで1550円。これでも手綱を緩めたほうだ