そのとき頭に浮かんだのが、おおさか東線を走る緑の電車だった。
地下鉄の高井田駅の近くで写真を撮ったとき、その緑の電車を見て懐かしさを覚えた。
調べてみると、その電車は「国鉄201系」と呼ばれ、1981年から量産に入り、首都圏の中央線や総武線に導入されていたことがわかった。
民営化前の「国鉄」の名がついているところが、時の流れを感じさせる。
この電車が導入されたころ、私は東京の大学に通っており、何度もこの型式の電車に乗った。
そして、201系は徐々に働く場を失っており、おおさか東線での運行も2023年度で終了する予定となっている。
きのうは緑の電車を撮ったあとで乗り、いつのまにか40年も昔のことになった東京での生活をしのんだ。