元宵節を「湯圓」で祝う

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今夜、部屋に帰ってから食べた「湯圓」

きょうは旧暦の1月15日で、中国では「元宵節」という祝日だ。

年越しはこの日をもって終了という重要な日になっている。

年が明けて最初の満月の日ということなのだが、中秋の名月が必ずしも厳密な意味での満月ではないのと同様に、満月はあすだ。

月の形はさておき、せっかくの元宵節なのだから、中国の縁起物で祝おうと、日本橋にある中国食品の店に行った。

 

お目当ては「湯圓(タンユェン)」だった。

湯圓はもち米を使った団子で、中にさまざまなあんを入れる。

そして団子を満月に見立て、家庭円満を願う。

湯圓を自分で作ることなどできるはずもないので、冷凍のものを買って帰り、部屋でゆでて食べた。

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日本橋の中国食品の店。けっこう繁盛していた

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元宵節なので湯圓は目玉商品となっており、店頭に山積みだった

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買ったのはこれ。元宵節当日なのに(当日だから?)割り引きされていて、1袋330円(税込み)だった。あんは私が中国で暮らしているとき最も一般的だと思っていた「黒ごま」にした

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袋の中には小さな団子が22個入っていた

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作り方は至って簡単。鍋で湯を沸かして、その中に入れて煮るだけ。5分ほど煮て団子が浮き上がってきたら出来上がりだ

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22個すべてを丼に移した。甘党ではない私がこれを完食するのはけっこう大変だった

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団子の中身はこんな感じ。柔らかい団子なのできれいに切ることができなかった。ごまのあんは小豆あんと違ってざらざらした食感で、面白い味だなと思った