真冬のような「雨水」の朝

きのうは二十四節気の1つ「雨水」で、大阪は最低気温がマイナス0.4度という真冬のような寒さになった。

震えるような寒さで目が覚めて、「せっかくだから、寒い、寒いという雨水の朝を撮りに行くか」と思い、早めに家を出た。

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家のすぐそばの路地に置かれていたバケツの中。しっかりと凍っていた

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地下鉄の駅に向かって歩いていると、別のバケツがあった。氷が張って近くの家を映し出していた

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仕事場に近いマンションの広場の水たまりに氷が張っていた。以前も撮ったことがあるが、きのうは水たまりが小さかった

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氷漬けになった落ち葉

 

「雨水」に襲い来る雪雲

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きょうの夕方、生駒山にかかった雪雲が赤く染まった

きょうは二十四節気の1つ「雨水」だ。

「降る雪が雨に変わり、雪が解けて水になるころ」とされる。

要するに春の足音がはっきりと聞こえる季節だよということだろうが、きょうは季節が真冬に逆戻りしたかのような寒い一日だった。

 

寒さに震えるきょうの雨水の夕方、私が勤めるマンションの屋上に上がって北の空を見た。

雪雲が大阪府の北部に迫っている様子が見えた。

急いで機材を撮りに行き、日が沈む少し前にスタンバイした。

すると、雪雲がどんどん迫ってきて、やがて吹雪になった。

「雨水に襲い来る雪雲とは…」と思いながら、強風に耐えてシャッターを押した。

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雪雲が竜巻のように移動してきた

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砂嵐のように雪雲が街を飲み込んでいった

 

電子レンジで「カキの酒蒸し」

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自作の「カキの酒蒸し」

きのう、仕事が終わろうかというころ、「今晩は何を食べようか」と考えた。

そのとき、無性にカキが食べたくなった。

早速、ネットでカキのレシピを検索した。

すると「そんなに簡単にカキの料理が作れるのか」というレシピが載っていた。

それは電子レンジで作る「カキの酒蒸し」だった。

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材料はこれだけ。近くの「スーパー玉出」で買った「加熱用カキ」(税抜き198円)に「日本酒」。酒は高知の銘酒「土佐鶴」で辛口として知られる。これはもらい物だ

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カキをすべて丼に移し、軽く洗ってから、酒を振りかける

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丼にラップをかけ、電子レンジで2分加熱する

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出来上がったカキの酒蒸しにポン酢をかけて食べる。残った日本酒を飲む。「う~ん、こんなに簡単に満足していいのか」と思うような味だった

 

なんとも不気味な…

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「こんなおっちゃんが西成にいた」と言っても…

私は西成で猫を探すとき、商店街から少し脇にそれた路地を歩く。

2週間ほど前、仕事帰りに猫を探し、ふと見かけた暗い路地に数人の人がいた。

何事かなと思ったが、「こんな時間に暗がりにいる人と関わらないほうがいい」と思い素通りした。

 

ところが、数日前に同じ場所に行ったところ、やはり同じような人がいた。

恐る恐る近づいてみると、それは人ではなく作り物だった。

暗い中で遠くから見るとまるで生きているようで、なんとも不気味だった。

素人の仕業とは到底思えない「作品」だった。

 

きょう、仕事帰りに寄って、その姿にびくびくしながら撮影した。

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フェンスに寄りかかる2人。西成を一回りすれば、これに似た実際の光景が見られそうな気がする

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この緑のジャンパーのおっちゃんが最も不気味だ。作り物とわかっていても、撮影中にこれを見て何度かどきっとした

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傍らには、飲み屋街の裏通りを思わせる光景があった。そこに1人の若者が立っている

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この若者もかなりリアルで、今にも声を出しそうな気がする

 

なまめかしさ際立つ「しだれ梅」

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大阪城で見かけた「しだれ梅」

きのう、ライトアップされた大阪城撮りに行ったとき、城内にぽつんと立つ「しだれ梅」を見かけた。

城を撮り終えてから、その場所に戻った。

その梅は大阪市天王寺商業高校の創立100周年を記念して、2012年に植樹されたものだった。

しだれ梅はその名の通り枝がしだれて、ただでさえなまめかしいのに、夜はそれがいっそう際立っていた。

その姿は「いいものを見せてもらった」と思えるような美しさだった。

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しだれ梅を下から見る。花が降ってくるようだ

 

幻想的な夜の大阪城

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ライトアップされた大阪城とそのはるか上に輝く三日月

きのう地下鉄中央線の森ノ宮駅の前でそばを食べたあと、駅に下りようと階段に差しかかったら大阪城が見えた。

ライトアップされた夜の大阪城は幻想的だった。

「日の入りの時刻が遅くなって、夕景も撮れるだろう。夜の大阪城を撮るのにいい時期だな」と思い、きょうの仕事帰りに行ってみた。

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大阪城の堀端に着いたのは、日の入りの時刻(きょうは午後5時41分)を15分以上過ぎていた。雲は少ないながらも、空は赤く染まっていた

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空の赤みが消え、ライトアップされた天守閣が目立ち始めた

夜のとばりが下り、幻想的な光景となった

空が完全に暗くなってから、天守閣がよりはっきり見える場所に移動した

堀の水面が見える場所に移動したが、水面が波立っていて、逆さに映る城は拝めなかった

 

猫が祠で雨宿り

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松乃木大明神で雨宿りする猫

きのうの朝、外を見ると雨がかなり激しく降っていた。

久しぶりの本格的な雨だ。

「こんな日は猫が松乃木大明神の祠で雨宿りしているかもしれないな」と思い、少し早めに部屋を出て行ってみた。

 

思った通り、最近よく見かける白黒の猫が、祠の香炉の脇に座っていた。

普段は私が近づくと姿を隠してしまうが、きのうは動かず、「この雨じゃ逃げるに逃げられないよ。おっちゃんも雨の中で大変だな」と思っていたのかもしれない。

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松乃木大明神は猫を祭る神社だけに、猫が雨宿りしていてもさほど違和感がないように思う