けさ、いつものように出勤しようと岸和田天神宮の境内を通ったとき、先日撮った「しだれ梅」の隣の梅が見頃を迎えているのが目に入った。
しだれ梅は盛りを過ぎ、「梅の選手交代」を思わせた。
見頃を迎えている梅は花弁が重なり花も密集している八重で、「楊貴妃」と呼ばれる品種である可能性が高い。
ある花が盛りを過ぎて、別の花が盛りを迎える。
その姿は時の流れを象徴しているように思えた。
もうじきシーズンを迎えるプロ野球では、そんなことが毎年繰り返されている。
人の世も花の世も、自然の法則には逆らえない。
見頃を迎えた八重の梅と鳥居、石灯籠
2本の梅の木。左がしだれ梅で、右が八重の梅
八重の梅は花がおしくらまんじゅうをするかのようにびっしりと並んでいる
しだれ梅は数日前までの輝きを失い、花が少なくなって寂しげだ
しだれ梅の木の下に散った花びら。花の命のはかなさを感じさせる