
きのうの仕事が終わってから、東大阪市役所の北にある公園へ行った。
朝とは空の状況が大きく変わっていて、曇り空の下で桜を撮る気が起きなかった。
「桜がだめなら猫だな」と又三郎を探した。
又三郎の姿はなかったが、しばらくすると植え込みの中からのそのそと現れた。
「おい、桜と絡む場所に行ってくれよ」と声を掛けながら近づくと、又三郎は再び植え込みに入っていった。
そんな動きを何度か繰り返し、夕暮れが近づいたころ…。
又三郎が公園の一角に立つ山桜の木のそばへ行き、上を向いたかと思うと、木に登った。
又三郎は枝が広がったところに座り、あたりを見回した。
その様子は花に囲まれる又三郎といったところで、珍しい光景を目にすることができた。


