開店の8時から1時間余り経過したころで、タイムサービスのすしは残っていなかった。
ふと弁当のコーナーの隅を見ると、「こんなものが半額になることもあるんだな」と思うような商品があった。
それは「フレンチトースト」だった。
玉出の客層とは不似合いなこの商品は、数カ月前から店頭に並ぶようになった。
一度食べてみようと思いながらも、値段がけっこう高く手が出なかった。
きのうは「半額なら十分安いだろう」と思い、迷わず買い物かごに入れた。
1カ月ほど前、スーパー玉出の社長が「安く売るには限界がある。脱『安売り王』を目指す」と語った記事をヤフーのトップページで見た。
何を目指そうとしているのかよくわからないが、先日の「七草のセット」といい、きのうの「フレンチトースト」といい、玉出に変化の兆しが見られるのは間違いないようだ。