きょうの仕事帰り、西成まで戻って地下鉄の駅を出ると、細かい雨が降っていた。
傘を差すまでもない雨だったが、雨宿りをしている猫がいるかもしれないと思い、松乃木大明神へ行った。
しかし、境内に猫の姿はなかった。
「仕方ない。スーパー玉出に寄って帰るか」と、商店街を歩いていると、幼さの残る猫が道の隅を通って自販機の後ろに入った。
その猫を追いかけると、自販機の裏に3匹の猫がいた。
前に陣取っていたのは顔なじみの三毛猫だった。
このところ顔が見えなかったので、「商店街にいたのか。どこかへ行ってしまったと思っていたぞ」と声を掛けた。
三毛猫の後ろには、同じような柄で親子かなと思う2匹の猫が並んでいた。
その様子は大相撲の三役そろい踏みのようで、三毛猫が扇の要といったところだった。