きのうの仕事が終わろうかというころ、勤務先のマンションの屋上でちょっとした作業をしたあと、生駒山を見た。
山の中腹に雲が漂い、思わず唱歌『ふじの山』の歌詞「頭を雲の上に出し…」を口ずさんだ。
そして、生駒山より高い金剛山と葛城山を見ると、山と雲の絡みにさらなる迫力を感じた。
屋上からだと電線が邪魔なので、仕事が終わってから、東大阪市役所の展望ロビーへ行った。
しかし…。
低くたなびく雲の上に山が見えていたが、金剛山の山頂付近は別の雲に覆われていた。
「頭を雲の上に出さず」と口ずさむしかない状況だった。
それでも大阪の最高峰に雲が絡んだ姿は見応えがあり、場所を変えただけの価値はあった。