24時間勤務の朝を満喫

生駒山の一角から昇る朝日

きのうの朝からけさにかけて24時間勤務をした。

この勤務の最大の楽しみは、マンションの屋上から見る早朝の風景だ。

 

きのうの夜、天気予報を見たら、けさは曇りと出ていた。

「雨が本降りでなければ、天気のいかんにかかわらず屋上へ上がるんだ」と思って寝た。

けさ早く起きて空を見上げたら、ほぼ満天の星だった。

「う~ん、話が違い過ぎるな。雲も大切なんだけど」と思いながら屋上に向かった。

 

快晴に近い空はずっと続き、1週間前に撮り逃した生駒山地から昇る朝日も見ることができた。

それ以上に目を見張ったのが、さまざまな方角に漂っていた雲だった。

思わぬところに思わぬ光景が出現し、「えっ、ここも!」の連続だった。

屋上に1時間近くいて、24時間勤務の朝を満喫した。

屋上でスタンバイしたのは、日の出の時刻(きょうは午前5時33分)の25分ほど前だった。生駒の山の上が帯状に明るくなっていた

生駒山の山頂付近に面白い雲が浮かんだ

「このあたりから日が昇るよ」と告げるかのように山の上が明るくなった

午前5時55分ごろ。日の出の時刻から20分余りが経過して、ようやく山の陰から朝日が顔を出した

朝日が山の上から街を照らし始めた

屋上に上がってまず驚いたのは、生駒山地の南の方に漂う雲が染まっていたことだった。

1週間前にもほぼ同じ場所に雲がかかっていたが、けさは染まり方がより強烈だった。

屋上に上がって最初に撮ったのがこの写真。「この赤い雲が生駒山の上にあればな」と思った

少し明るくなって、雲の色が鮮やかさを増した

空が明るくなっても、印象的な光景が続いた。葛城山金剛山がはっきりと見えている

日の出の方角の反対側にある六甲山のあたりにも雲が漂い、高層ビルも絡んで面白い光景となった。

「俺はどっちを向けばいいんだよ」と思いながら、西の空にカメラを向けた。

日が差す前の六甲山方面。夜から朝に向かう都会の雰囲気を感じた

大阪市中心市街地に日が差した。街が眠りから覚めるころだが、きょうは日曜日なので街は静かなままなのだろう

生駒山のすぐ南に厚めの雲が漂っていた。

「日の出の方角に雲がなくてよかった」という思いと、「朝日が雲の上から昇る方がいいんじゃないの」という思いが相半ばした。

山を覆うように雲がかかった。日が差さないと雲が青く見え、寒々とした雰囲気だった

雲の上部が朝日に照らされて赤く染まった。これを見て、「ここから日が昇ってくれるとよかったんだけど」と思った