きのう、天竜川へ行くとき、天竜浜名湖鉄道の二俣本町駅で列車を下りて歩いた。
しばらく歩くと、山が壁のように迫ってきて、「この様子だと、間違いなくトンネルをを歩くことになるな。車が行き交うトンネルは嫌だな」と思った。
引き返すわけにもいかず、トンネルの見える場所まで行くと、車が走る大きなトンネルの脇に小さなトンネルがあった。
「よかった。これで嫌な思いをせずにトンネルに入れる」とほっとした。
そして、トンネルに足を踏み入れると…。
狭いトンネルが一直線に続き、反対側の出入り口が小さく見えていた。
照明も暗めで、タイムトンネルの中に入ったような感覚になった。
もちろんタイムトンネルに入ったことなどないが、「このトンネルをくぐると、時空を超えられそうだな」と思いながら歩いた。