きのうは旧暦の1月5日で、中国では「財神節」といい、財福をつかさどる神である財神の誕生日とされている。
日本の「十日戎」のように、中国ではこの日に商売繁盛を願う。
私の中国での経験では、財神節のにぎやかさは日本の十日戎の比ではない。
ということで、きのうの朝、松乃木大明神の近くに少し前に建立された「関帝廟」へ行ってみた。
この関帝廟も商売繁盛を願って建てられたことは間違いない。
しかし、関帝廟は普段と何も変わらず、ひっそりとしていた。
参拝者でにぎわっていると思っていたのに…。
仕事帰りに行ったときも同じ状況で、「財神節なのに何だこれは。この廟が本領を発揮する日じゃないのか」とがっかりした。
で、家に帰ってネットで財神節の風習を調べた。
それによると、旧暦の1月4日から5日に日付が変わるころ、財神を迎えるために果物や菓子を供え、爆竹を鳴らすということだった。
私が風習を知らず、タイミングを外したことが判明した。
なんとも締まらないオチだったが、納得した。