松乃木大明神の近くで、かれこれ半年ほど前から工事が行われている。
倉庫だったところに、あまり見かけない建物が造られている。
その正体がようやく判明した。
「関帝廟」だ。
関帝は、中国の後漢末期の武将で『三国志演義』にも登場する関羽のことだ。
関羽は義に厚く、商売にもかかわっていたとされ、後世の人によって神格化されて、商売の神として崇められるようになった。
その関羽を祭るのが関帝廟で、世界中の中華街でその建物が見られるという。
西成に関帝廟が建てられたということは、この街が中華街化している証しだといっていい。