きのうの夜、中秋の名月を撮り終えて、勤務先のマンションを出た。
猫はどうしているかと思い、東大阪市役所の北にある公園へ行った。
毎晩、猫に餌をやりに来ている女性が、若者と話をしていた。
若者のスマホを見ながら、女性がしきりに驚いていたので、気になって声を掛け、スマホの画面を見せてもらった。
そこに写っていたのは、まぎれもなく主(ぬし)だった。
その若者は数日前に、近くのマンションの敷地で主を見たという。
主は死んだとばかり思っていたので、私も女性と同じように驚いた。
そして…。
主を見かけた場所を若者に聞き、とりあえず行ってみた。
主が植え込みのそばでじっとしていた。
「生きていたのか!主」と声を掛け、カメラを向けた。
やがて若者も来て、若者の知らせで女性も駆け付けた。
3人で「なんで公園に来ないんだ。でも、何はともあれ、生きていてよかった」と喜んだ。