意外に仲良し?

コンクリートの円柱の上と下にいた又三郎と主

きのうは仕事が長引き、マンションを出たのは午後7時近かった。

外は薄暗く、「こんな時刻の主(ぬし)と又三郎はどうしているかな」と思い、東大阪市役所の北にある公園へ行った。

 

主は子分のような猫を3匹従えて、ベンチの脇でくつろいでいた。

又三郎はお気に入りの場所である石碑の上にいたが、私が近づくと石碑から下りて、すたすたと歩きだした。

どこへ行くのかと見ていると、主の一団に近づき、コンクリートの円柱に飛び乗った。

 

この公園では主が親分格であり、又三郎は一匹狼ならぬ一匹猫で、2匹が一緒にいるのを見たことがなかった。

きのうは珍しいツーショットを見ることができた。

主と又三郎は意外に仲良しなのかもしれない。

円柱の下で主は悠然と眠り、又三郎はしばらくあたりをきょろきょろと見回していたが、やがて主と同じように眠り始めた