まちねこの宿命とはいえ…

きょうの夕方、家の近くの路地にいた子猫

きょうの仕事帰りに、いつものように家の近くの路地を歩いた。

子猫の兄弟がいた。

人懐っこい白黒の猫をよく見ると、右耳の先端がVの字にカットされていた。

この猫はオスで、去勢しましたよという証しだ。

「まちねこ」として人の世話になって生きていく猫の宿命だ。

とはいえ、子孫を残すという生物として最も重要な機能を、それが何なのかを知る前に奪われるのは傍らで見ているだけでつらい。

しかし、今の私の力ではどうしてやることもできない。

この子猫が元気に生きていくことを願うばかりだ。

手術を受けたあとも、子猫は元気いっぱいだ。じっとしてくれるのを待つうちに、周りの明かりに照らされるようになった