昨今の値上げラッシュで、私が時々行く地下鉄の長田駅に近い「なか卯」でも、よく注文するメニューの値段が高くなった。
「このご時世だから仕方ない」と思いながら、「そういえば、サイゼリヤは値上げしない方針らしいな」と、ちょっと前に見たニュースを思い出した。
なにはともあれ、生活にゆとりのない私にとって、ものの値段は安いに越したことはない。
「サイゼリヤの心意気を感じてやろうじゃないか」と、きのうの仕事帰りになか卯の近くにある店へ行った。
テーマは至ってシンプルで、「1000円でどれだけ飲み食いできるか」だった。
で、払いは950円になった。
酒と料理を合わせて4品頼み、1000円札を出しておつりがきた。
値上げしないことで、サイゼリヤの安さがこれまで以上に際立っているようで、私が帰るころには店内はほぼ満席状態だった。
サイゼリヤの価格維持には、日本人の慢性的な安値思考脱却を阻むという声があるのも事実で、私もそう思う。
しかし、私にとってサイゼリヤはありがたい存在で、「あっぱれ!サイゼリヤ」と拍手を送りたい。