2020-11-20 思い出はモノクローム 先月、私が引っ越してきた西成の一角には、昔の面影を残す街並みが至るところにある。 それらを撮り歩きたいなと考えたとき、今は亡き大滝詠一のヒット曲「君は天然色」の歌詞「思い出はモノクローム色をつけてくれ」が頭をよぎった。 そして「そうだ、昔の記憶をたどるかのような街並みは、白黒で撮るのがふさわしい」と思った。 その第一弾として、けさ、雨がそぼ降る中を「松乃木大明神」へ行った。 初回をどこにしようかと考えたとき、思いつくのはここしかなかった。 松乃木大明神へ続く街並み。これぞ下町という風情が残っている 松乃木大明神 松乃木大明神の祠 隣に「薬師如来」の祠がある。神社の境内にある仏教の施設は、珍しいように思うが 松乃木大明神の祠の脇に「猫塚」がある。猫を供養する神社なので、これが御神体といっていいのかもしれない 猫塚のそばに大きな石碑が立っている。これはかの近松門左衛門を顕彰する碑だ。明治36(1903)年に建立されたものだという 石碑に彫られた文字の意味はよくわからないが、「近松」の2文字ははっきりと識別できる