話が違うじゃないか その②

きのうの朝、大阪城の内堀沿いの桜越しに天守閣を見た

きのうの朝、大阪城公園へ行き、天守閣の下で朝日を浴びる桜を撮ろうとした。

しかし、肝心の朝日がまったくといっていいほど差さなかった。

東の空を覆う厚い雲を見上げ、「天気を恨んでも仕方ない。なか卯でめしでも食うか」と天守閣から離れた。

すると…。

 

内堀を過ぎ、長い石段を下りて、外堀に差し掛かったとき、堀沿いの桜が輝いているのが目に入った。

東の空を見ると朝日が雲の上に浮かび、天守閣の方向は青空が広がっていた。

「話が違うじゃないか。こうなるんなら、天守閣の下で粘ったのに」と思った。

すぐに引き返したが、長い石段を上りながら、「天守閣の下へ行く時間はない。とりあえず、天守閣を望むいつもの場所へ行くか」と考えて、内堀沿いの桜並木の近くへ行った。

そこから見た桜と天守閣はなかなかのもので、話が違ってよかったのかもしれないと勝手なことを思った。

帰りに外堀沿いの桜を見た。日当たりがいい場所だからか、桜が密集して迫力があった