おとといの夜、月と火星の接近を撮影したあと西成まで戻り、松乃木大明神へ行った。
寒さが厳しくなってから、松乃木大明神で猫の姿を見ることがほとんどなくなった。
この日も猫は見当たらず、隅に隠れいているんじゃないかと思って暗い祠を見回すと、「またやりやがった」と腹が立つものが目に入った。
賽銭箱がひっくり返されていた。
中には1円玉しか残っていなかった。
防犯カメラが設置されて、賽銭泥棒が来ることはなくなったかと思っていたが、被害は繰り返された。
賽銭箱を見て、「『塀の中の懲りない面々』という小説を読んだことがあるが、塀の外にも懲りない面々がいるな」と思った。