けさ、スーパー玉出へ行くついでに、松乃木大明神に寄った。
猫の姿はなかった。
その代役を務めるかのように舞っていたのがシジミチョウだった。
5、6羽のシジミチョウが入れ代わり立ち代わり私の前に姿を現した。
「これだけいれば、猫の代わりとしては十分だ」と思い、カメラを構えた。
しかし…。
シジミチョウは入り乱れるように舞い、ほとんど止まらなかった。
たまに止まっても、ほんの数秒で飛び立った。
恋の相手を探すのに懸命だったのだろう。
シジミチョウのそんな姿を眺めながら、石原裕次郎が歌うデュエット曲の定番『銀座の恋の物語』を思い出し、「これは『神社の恋の物語』だな」と思った。