花塚の番をする猫

四天王寺の花塚にいた猫

きのう四天王寺へ行き、五重塔を撮ったあと、どうしようかと考えた。

境内で猫を探したいところだが、そうすると天王寺での用を済ませる時間がなくなる可能性が高い。

で、結局、「用はまた今度でいいや」と割り切り、猫を探した。

 

境内はすっかり暗くなり、人影もまばらだった。

猫がいそうな場所を歩き回ると、「花塚」の石碑の下に幼さが残る猫がいた。

花塚は人によって摘み取られた花を供養するためのものだ。

猫は花塚の番をしているかのように、石の上でじっとしていた。

眠そうな目をしていた猫。下の礎石には「花商組合」の文字が右から左へ刻まれている

花塚の脇に黒猫がいた。目を閉じていたときは気づかなかったが、目を開けるとその輝きですぐに居場所がわかった