きのうの仕事帰りに、日課になっている松乃木大明神詣でをした。
どんよりとした曇り空ながら、雨は降っておらず、「猫はいないかもしれないな」と思っていた。
境内には明かりがともっていた。
薄暗い松乃木大明神の祠の屋根を見上げると、西一がいた。
境内の世話をしているおばあさんがいたので、「あの猫はしょっちゅう屋根の上にいますね」と話しかけると、「罰当たりやけど、かわいいでしょう。あそこはきっと見晴らしがええんやろね」と言っていた。
きのうの西一はけっこう警戒心が強く、うとうとしながらも何度も目を開けて周囲に目を光らせていた。
そのうちにかっと目を開き、何かを見て、慌てて屋根から飛び降りた。
確かに、屋根の上は見晴らしがよく、あたりを警戒するには格好の場所なのだろう。