上下の隔てはあっても

きのうの朝のあべのハルカスと西成の家並み

きのうの朝、大和川からチン電に乗って西成まで戻り、いつもの道を歩いて帰った。

高速道路の高架下に差し掛かったとき、あべのハルカスを見上げると、ビルの壁の最上部に朝日が差し、まぶしいくらいに輝いていた。

ふと見ると、その下に見える家並みの屋根も朝日に照らされていた。

 

大和川で鳥の姿を見て人の世を考えた流れで、その光景も妙に心に響いた。

人の世では地位や財産に上下の隔てが確かに存在する。

そうであっても、光は上下にかかわらず照らしてくれる。

どこにいても輝くことはできる。

カメラを構えながら、そんなことを考えた。