けさ、出勤の途中で職場からそう遠くないJAの畑に寄った。
2カ月ほど前にピンクの花で私の目を楽しませてくれた桃が、小さな実をつけていた。
脇に立っていた看板を見ると、この桃は「稲田桃」と呼ばれ、私のふるさとである岡山の水蜜桃のルーツだということだった。
水蜜桃といえば、中国で何度か食べたことを思い出す。
中国での名前も「水蜜桃」で、「へえ、日本と同じなんだ。いや、中国から日本にもたらされたものなんだろうな」と思った。
調べてみると、水密桃は中国原産で、明治時代に日本に入ってきたことがわかった。
現在では岡山を代表する名産品となっている水蜜桃も、ルーツをたどるとさまざま桃にたどりつくのだろう。