きょう3月3日は「桃の節句」だ。
「桃」と聞いて真っ先に頭に浮かぶのが、職場に近いJAの桃畑だ。
「桃の節句の桃はどうなっているんだろう」と思い、けさ、通勤の途中で寄ってみた。
桃の花は影も形もなかった。
桃の節句なのに、桃の畑は寒々としていた。
それでも目を凝らすと、わずかにピンクに色づいた花芽もあった。
そんな状況を知らずに行ったわけではなかった。
桃の節句というのは旧暦で行事を進めていたころの呼称で、今の暦では時期が早過ぎる。
旧暦の3月3日は今年の通常の暦だと4月3日で、その時期になれば桃の花が見頃を迎えていることだろう。
「春だなあ」としみじみと感じるには、もう少し時間が必要なようだ。