中国写真館その26 上海の穀倉地帯・青浦

上海は中国の改革開放政策によって大きな飛躍を遂げ、世界有数の経済都市となった。

今や上海を抜きに中国経済は語れない。

 

しかし、郊外に広がる田園地帯も上海のひとつの顔だといっていい。

その中心は江蘇省と境を接する市西部の青浦区だ。

ここはかつて「蘇杭満つれば天下足る」と称された中国有数の穀倉地帯の一角で、天津から杭州まで縦貫する長大な水路・大運河にも近い。

 

きのう関西本線沿線の田んぼを撮りながら、「そういえば、青浦の田んぼに何度も行ったな。また行く機会があるといいんだが」と思った。

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青浦の田んぼの実りは、昔の日本のように秋が深まってからだ。101日の「国慶節(中華人民共和国建国記念日)」から始まる休みに行ったときは、まだ稲が青々としていた
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農村には手入れが行き届いていない場所も多い。沼のような用水路の脇にくたびれた小屋が立っていた
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10月下旬に訪ねたときは、稲穂が色づき、収穫の季節を迎えていた
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青浦は水に恵まれた地域だ。田んぼの周辺には川や池がたくさんある
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青浦の水を支えているのが、上海で最も大きい淡水湖である「淀山湖」だ。朝早く湖の西岸に行って、朝焼けの空と湖を撮影した