黄金色に染まる田んぼと列車

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実りの季節を迎えた田んぼと関西本線の列車
 
811日、12日の志摩への旅で、私は土産を持ち帰った。
いや宿題を課されたといったほうがいいだろう。
それは関西本線の加茂駅と亀山駅の間を走る列車を撮影することだった。
 
「本線」と名が付く鉄道は、東海道本線山陽本線東北本線などのように地域の幹線鉄道で、列車が頻繁に走っているというイメージが強い。
しかし、関西本線の加茂、亀山間は単線で、昼間は上り、下りとも2両編成の列車が1時間に1本運行されているだけだ。
線路は山の中の渓谷沿いを中心に延びており、都会では見られない風景が広がっている。
そこを走るローカル色たっぷりの列車を撮る。
それが「夏休みの宿題」となった。
 
そして、きょうの午後から出かけた。
当初は気候がよくなってから行く予定だったが、「黄金色に染まった田んぼと列車を撮るなら今しかない」と思った。
 
ネットで地図と航空写真を見てポイントの見当をつけ、佐那具という駅で列車を降りて、東に向かって歩きながらよさそうな田んぼを探した。
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田んぼとその近くの家は昔ながらの風景だといえる。線路をまたぐ橋の途中から撮影
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一段高い田んぼから見下ろすと、実り具合の異なる田んぼが縞模様のように見える
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夕方になって天気が崩れた。厚い雲の下を列車が走る
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農業用水路をまたぐ小さな橋に差しかかった列車。加茂と亀山の間は電化されておらず、走っているのはディーゼル機関車だ。電車と違って架線や電柱がないので、写真は撮りやすい